2017年2月13日 朝日新聞デジタル
堺の伝統産業の刃物をPRする「堺刃物まつり」が、堺市北区の市産業振興センターで11日、始まった。包丁やはさみの展示・販売や、職人による刃物の研ぎ直しなどがあり、長い列ができた。12日まで。
会場入り口近くでは、昭和初期まで使われた製法による包丁づくりの実演があった。熱した鉄と鋼に職人らがハンマーを打ち続けると、次第に包丁の形が現れた。飛び入りで体験した大阪狭山市の竹中勇翔君(7)は「ハンマーがとても重くて、昔の人の苦労がわかった」。伝統工芸士の鍛冶(かじ)職人、富樫憲治さん(69)は「こうした伝統技術を継承していきたい」。
堺刃物商工業協同組合連合会などがつくる実行委の主催。