青森県弘前市はこのほど、「鍛冶職人の暮らし体験ツアー」を実施。鍛冶職人に関心のある市外の大学生2人が、伝統工芸「津軽打刃物」の製造現場を視察、刃物作りを体験し、津軽の伝統工芸と職人の暮らしぶりに理解を深めた。
ツアーは、県の「課題解決型外部人財獲得モデル事業」の一環。鍛冶職人に興味のある人が実際に作業場を見学し技能を体験することで、職人の暮らしや同市の住みやすさを知ってもらい、地域おこし協力隊への応募、職人の後継者育成につなげようと初めて企画した。
初日は、福田一樹さん(21)=青森中央学院大4年、藤田将尋さん(21)=東京農業大4年=の2人が同市金属町の二唐刃物鍛造所を訪問。2人は社長の吉澤俊寿さん(59)、取締役部長の吉澤剛さん(30)の指導を受けながら、包丁を作るための鋼の成形などを体験。約1100度の炉で熱した鋼を金づちでたたいて成形する作業に汗を流した。
作業を終えた福田さんは「昔から続く職人の技を知りたいと思い参加した。職人になりたいという思いが強くなった」、藤田さんは「以前から手に職を持つことに関心があった。進路の一つとして考えてみようと思っている」と語った。
(2017年9月22日付朝刊 東奥日報掲載)
ツアーは、県の「課題解決型外部人財獲得モデル事業」の一環。鍛冶職人に興味のある人が実際に作業場を見学し技能を体験することで、職人の暮らしや同市の住みやすさを知ってもらい、地域おこし協力隊への応募、職人の後継者育成につなげようと初めて企画した。
初日は、福田一樹さん(21)=青森中央学院大4年、藤田将尋さん(21)=東京農業大4年=の2人が同市金属町の二唐刃物鍛造所を訪問。2人は社長の吉澤俊寿さん(59)、取締役部長の吉澤剛さん(30)の指導を受けながら、包丁を作るための鋼の成形などを体験。約1100度の炉で熱した鋼を金づちでたたいて成形する作業に汗を流した。
作業を終えた福田さんは「昔から続く職人の技を知りたいと思い参加した。職人になりたいという思いが強くなった」、藤田さんは「以前から手に職を持つことに関心があった。進路の一つとして考えてみようと思っている」と語った。
(2017年9月22日付朝刊 東奥日報掲載)