Quantcast
Channel: こまんたれBOO!のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3106

千種中生が作った「」 三木で金物道具に加工

$
0
0
完成した金物を前に、早柏元彦校長(手前左)が贈った感謝状を手にする三木工業協同組合の小山勝美さん(同右)=三木商工会館

イメージ 1


 名刀の素材となる「千種鉄」を明治期まで産出した兵庫県宍粟市の千種中学校の生徒が体験学習で作る鉄鋼の原料「(けら)」を基に、三木工業協同組合(三木市)が鑿(のみ)や鉋(かんな)などを製作し、26日、同校に贈呈した。同組合和鋼製鉄部会長の小山勝美さんは「簡単ではなかったが、学校のためにいい物を作りたい思いで完成させた」と話した。
 同校は約20年前から毎年、古来の製法「たたら製鉄」を生徒が体験。かつて三木の業者が指導した縁があり、同校から依頼を受けて実現した。
 同部会4社が製作を引き受け、1年前から準備。同校に保管するを選別して持ち帰り、数十キロのから鉄や鋼に精錬するなど手間のかかる工程を経て、鑿、鉋、槍鉋、カミソリ、小刀へ加工し「千種鋼 三木和鋼」と刻んだ。
 この日、三木商工会館(同市本町2)で早柏元彦校長に贈呈。同校の地元で生産する手すき和紙製の感謝状を贈った早柏校長は「長年の願いをかなえてもらった。生徒の学習にも活用したい」と感謝していた。(井川朋宏)

2017.12.27 神戸新聞NEXT

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3106

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>