北海道新聞2018.1.6更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/155207/
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【室蘭】日本製鋼所室蘭製作所(室蘭市茶津町、岩本隆志所長)の瑞泉鍛刀(ずいせんたんとう)所で5日朝、新年恒例の打ち初め式が行われた。1918年(大正7年)7月の鍛刀所の開所以来続く伝統行事で、今年は100年目の節目。製作所幹部ら約30人が集まり、名刀の誕生と安全操業を祈願した。
日本刀を作る鍛刀所は道内に2カ所あり、瑞泉鍛刀所は最も古い。この日の打ち初めでは、4代目当主の堀井胤匡(たねただ)さん(63)と佐々木胤成(たねしげ)さん(45)の2人の刀匠が、刀の材料となる圧金(へしがね)を製作した。
火床(ほど)と呼ばれる炉で約900度に熱した玉鋼(たまはがね)を取り出し、佐々木さんが大づちでたたき、堀井さんが小づちで「相づち」を入れて鍛錬した。たたく度に火花が散り「キン、カン、カン」とリズムの良い金属音が響いた。
日本刀を作る鍛刀所は道内に2カ所あり、瑞泉鍛刀所は最も古い。この日の打ち初めでは、4代目当主の堀井胤匡(たねただ)さん(63)と佐々木胤成(たねしげ)さん(45)の2人の刀匠が、刀の材料となる圧金(へしがね)を製作した。
火床(ほど)と呼ばれる炉で約900度に熱した玉鋼(たまはがね)を取り出し、佐々木さんが大づちでたたき、堀井さんが小づちで「相づち」を入れて鍛錬した。たたく度に火花が散り「キン、カン、カン」とリズムの良い金属音が響いた。