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職人の技 発信策を提案 宇出津 就業体験の金大生

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中日新聞 2018.9.1

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地域に根付いた職人の仕事に触れようと、金沢大の学生二人が、能登町宇出津の老舗鍛冶店「ふくべ鍛冶」で、四泊五日のインターンシップ(就業体験)をした。最終日の三十一日は、移動販売車で集落を回った後、活動報告会を開き、若者らしい視点で意見を発表した。

 参加したのは大学院修士一年の栗林徹さん(22)と、人間社会学域四年の金川千春さん(22)=写真(左)。二十七日から、四代目店主の干場健太朗さん(38)=同(中)=の指導を受けながら、鍛冶工房での作業や新商品開発といった業務を体験した。

 三十一日は、包丁や農業用のくわの修理などを受け付ける移動販売車に同乗。公民館や集会所を回り、「きょうは雨がすごいですね」などと声を掛けながら地元住民と交流した。

 その後、大学職員らが参加する報告会が開かれ、栗林さんは、職人の技をどう発信すべきか考察。「包丁を研いできれいにするインターネットの動画が世界中で千四百万回以上再生されている。会員制交流サイト(SNS)などでは職人の技術を若者にもアピールできる」と発表した。

 金川さんは「包丁研ぎを子どもたちに体験してもらえば、危険察知など生きていくのに必要な力を身に付けてもらえる。親子向けのワークショップ合宿を企画してはどうか」と提案した。 (加藤豊大)


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