たたら製鉄の様子紹介 資料展
NHK 北九州 NEWS WEB 2019.4.24
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190424/5020003001.html
NHK 北九州 NEWS WEB 2019.4.24
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190424/5020003001.html
築上町で、日本古来の「たたら」と呼ばれる方法で、去年、鉄づくりを行った様子などを紹介する資料展が、開かれています。
7世紀後半の「たたら製鉄」の遺跡がある築上町では、去年12月、家族連れなどおよそ40人が参加して、日本古来の「たたら」と呼ばれる方法で鉄づくりを行いました。
町では、その様子などを紹介しようと遺跡近くにある「船迫窯跡公園体験学習館」に、作業の様子を撮影した写真や、鉄の製造で使った道具、それに出来上がった鉄分を含む塊=「鉄塊」など、40点の資料を展示しています。
このうち、鉄の製造に使った精錬炉や送風機は、オイル缶や掃除機を改良して町の職員が手づくりしたものです。
また、鉄の「小刀」や「矢じり」は、出来上がった「鉄塊」から地元の刀工が製作しました。
会場を訪れた人たちは「たたら製鉄のことがわかって勉強になった」などと話していました。
町教育委員会の馬場克幸文化財保護係長は「古代には、この地にハイテク文化があったことを知ってもらいたい」と話していました。
この資料展は、6月30日まで開かれています。