NHK 島根 NEWS WEB
2019.4.25
ことしも田部家で「たたら製鉄」
日本古来の製鉄方法「たたら製鉄」で栄え、去年およそ100年ぶりに操業を再開した雲南市の田部家でことしも「たたら」による鉄作りが行われました。
たたら製鉄は、炉の中に砂鉄と木炭を繰り返し入れて風を送り込み、純度の高い鉄を取り出す日本古来の製鉄方法です。
江戸時代から大正時代にかけて「たたら製鉄」で栄えた雲南市吉田町の田部家では去年、およそ100年ぶりに操業を再開したのに続き、ことしも「たたら」による鉄作りが行われました。
作業は24日から始まり、570キロの砂鉄と840キロの木炭を燃やし続けました。
「たたら」文化を広く知ってもらおうとことしは、一般から募った参加者も加わって夜通し作業が行われ25日朝、「けら」と呼ばれる鉄の塊150キロが取り出されました。
鉄は今後、包丁などの刃物などに加工され専門店で販売されるということです。
松江市から参加した30代の男性は「夜通し作業するのは大変でしたが、ものづくりの原点を感じることができました」と話していました。
たたら事業の担当者の神野公一朗さんは「島根県にしかないたたら製鉄という文化を、これからも国内外多くの人に体験してほしいです」と話していました。
江戸時代から大正時代にかけて「たたら製鉄」で栄えた雲南市吉田町の田部家では去年、およそ100年ぶりに操業を再開したのに続き、ことしも「たたら」による鉄作りが行われました。
作業は24日から始まり、570キロの砂鉄と840キロの木炭を燃やし続けました。
「たたら」文化を広く知ってもらおうとことしは、一般から募った参加者も加わって夜通し作業が行われ25日朝、「けら」と呼ばれる鉄の塊150キロが取り出されました。
鉄は今後、包丁などの刃物などに加工され専門店で販売されるということです。
松江市から参加した30代の男性は「夜通し作業するのは大変でしたが、ものづくりの原点を感じることができました」と話していました。
たたら事業の担当者の神野公一朗さんは「島根県にしかないたたら製鉄という文化を、これからも国内外多くの人に体験してほしいです」と話していました。