Quantcast
Channel: こまんたれBOO!のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3106

三条鍛冶集団新規鍛冶人材育成事業

$
0
0
次の次の世代へ、相模原市出身、稲垣さん

三条鍛冶集団新規鍛冶人材育成事業
http://www.palge.com/news/h31/4/20190404kaji.htm

イメージ 1

越後三条鍛冶集団は4月2日、新規鍛冶人材育成事業の研修生として神奈川県相模原市出身の稲垣良博さん(18)を新たに受け入れた。同日の受入式で稲垣さんは「この技術を途絶えさせることなく、次の、次の世代に伝えられるようしっかりと学んでいきたい」と決意表明。三条鍛冶道場で基礎的訓練を経て、鍛冶集団の事業所へ配属される予定。
  稲垣さんは神奈川県立相模原総合高校総合学科を3月に卒業したばかり、刃物作りを生業にしようと大阪府、高知県、岐阜県と刃物産地を見て回り、「分業制でなく、最後まで自分で作って完成品を形にできることを魅力に感じた」と最後に訪れた三条の地を選んだ。三条鍛冶集団が採用し、伝統工芸士が基礎を指導した上で事業所に派遣される人材育成事業によって「お金の面でも安心して暮らせる」と心強さを感じたと話した。
 受入式には細川敬会長、梅田効作新会長をはじめ、三条鍛冶集団の伝統工芸士らが出席、梅田新会長から稲垣さんに雇入通知書を手渡した。
  梅田新会長は「技術というものは一朝一夕に習得できるものではなく、焦らずじっくりと取り組んでもらいたい。しかしながら、『鉄は熱いうちに打て』ということわざのように、稲垣さんは火から取り出して、鉄が良く伸びる1番いい色合いの状態。実技指導にあたる伝統工芸士の皆さんには、やさしく、時には厳しくご指導いただきたい。鍛冶集団全員で見守る所存」と話した。
 稲垣さんは2日から早速、研修を開始し、6月末まで午前は三条鍛冶道場で伝統工芸士に指導を受け、午後には三条鍛冶集団の事業所を見学する。
  小学生の頃に包丁作りの様子をテレビで見て「火の中で打つ姿を見て、こういう職業に就きたい」と思ったことが鍛冶職人を目指したきっかけで、高校時代には刃物産地を見て回った。
  三条産地の鍛冶事業所の見学を経て、「日本剃刀やヤットコ作りにもあこがれや興味を持ち始めた。お金をためて、将来は独立を目指したい」、18歳の職人候補は無限の可能性を秘めている。   

(外山)2019年04月04日越後ジャーナル


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3106

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>