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唐津産つばき油に注目

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唐津産つばき油に注目 全国から見学者続々 利用者「軽くてさらさら」 [佐賀県]

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唐津市の離島・加唐島で生産するつばき油が、利用者から「さらさらしている」「良質で全身に使える」と好評だ。唐津・玄海地域に化粧品製造拠点をつくる「唐津コスメティック構想」を推進する産学官連携組織「ジャパン・コスメティックセンター」(JCC、唐津市)が販路開拓などを支援。全国の美容関係者から注目を浴びており、地元では生産拡大に向けた動きも出ている。
 今月3日、宝くじが当たると評判の宝当神社が有名な同市の離島・高島にJCC会員企業の化粧品会社員など男女5人が訪問。5人はつばき油を生むヤブツバキの苗約100本を島民らと協力して植えた。
 会員企業から「生産現場を見学したい」との声も多く、JCCはこれまでも10回ほど加唐島を案内してきた。今後は加唐島以外の離島でもツバキの生産を増やし、将来的な安定供給や島の保全などを図る構想を描いており、今回はその一環で植樹の機会に合わせて5人を高島に案内した。
 つばき油は人の脂に近いオレイン酸が豊富で保湿性も高く、肌に良いとされることから化粧品などに広く使われる。その中でも加唐島産が人気を集める秘密は抽出方法にある。加唐島ではコールドプレス(非加熱圧搾製法)を採用。JCCによると、加熱製法に比べて手間暇がかかるため全国でも珍しい製法といい、その分、つばき油特有のにおいを抑え、軽い質感を生み出しているという。
 ヘアオイルの製造、販売を行う化粧品会社(堺市)に勤務し、植樹に参加した上林拓也さん(34)は「以前使っていたつばき油よりも軽く、さらさらしてきついにおいもしない」。東京で美容室を営む大島睦月さん(41)はその商品を店で販売しており、「髪だけでなく体にも使えるほど良質。お客様にもすごく喜ばれる」と絶賛する。
 JCCのスタッフで原料発掘などに携わる三田かおりさん(40)は「唐津のつばき油を使いたいという企業が年々増えている。ブランドとしてもっと広めていきたい」と意欲を見せている。
2019/05/16付 西日本新聞朝刊


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