日新製鋼ギャラリー「堺打刃物〜鍛冶師と研ぎ師の極(きわ)め技〜展」のご案内
日新製鋼株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:三喜俊典)は、東京・有楽町の日新製鋼
ギャラリーにて、「堺打刃物〜鍛冶師と研ぎ師の極(きわ)め技〜展」を、2016年1月4日(月)から開催し
ます。
打刃物の産地として名高い大阪府堺市。特に包丁はプロの料理人からの支持が高く、業務用刃物では90%
以上のシェアともいわれています。日本刀の製法を原型としている和包丁ですが、一貫生産方式が多い他の
産地と違い、堺市では鍛冶、刃付け、柄付けと製造工程が分業化されています。それぞれの専門職人が互い
の仕事を厳しく評価しつつ、一本の包丁をつくりあげます。
堺市は、昔から自由・自治都市として職人や商人が活躍、さらに大阪や京都といった土地に近く、料理人
のこだわりを実現してきた産地でもあります。地域の食文化を背景にして生まれた多彩な包丁は、土地の歴
史も象徴しています。
今回の展示では、伝統工芸士の手による代表的な包丁を展示し、映像とパネルで鍛造の技と研ぎの極意を
ご紹介します。鉄と刃金を鍛接し磨き上げた、強く、美しく、機能的な金属である打刃物の展示をぜひご覧
ください。
※本展示にあたり、堺市 産業振興局商工労働部ものづくり支援課様 および産業政策課様、公益財団法人
堺市産業振興センター様、株式会社和泉利器製作所様に取材、写真、資料提供などのご協力をいただきまし
た。
1.展示内容
(1)堺打刃物のルーツ タバコ包丁と火縄銃(レプリカ)
戦国時代、大名たちに供給した火縄銃と南蛮渡来のタバコの葉を刻むためのタバコ包丁。堺打刃物の発展
のきっかけといわれるアイテムを展示します。
(2)堺打刃物を代表するさまざまな包丁
地域文化、調理法にあわせて数種類あるうなぎ裂き包丁をはじめとし、刃渡り80cmのマグロ包丁など食材
の特性にあわせたさまざまな包丁を展示します。
(3)包丁の製造工程と研ぎ方解説
特徴である、鍛冶師と研ぎ師の分業による打刃物製造工程について紹介。途中工程の実物とパネルを展示
します。また、上手な研ぎ方について、パネルと伝統工芸士による実演映像で解説します。
2.開催概要
(1)開催場所:日新製鋼ギャラリー(千代田区丸の内3−4−1/新国際ビル1F)
※ JR有楽町駅から徒歩3分
(2)開催期間:2016年 1月 4日(月)から 3月25日(金)/閉会日は予定
※ 月曜日〜金曜日(祝祭日は除く)午前9時〜午後6時
(3)入場料:無料
日新製鋼ギャラリー
連絡先:日新製鋼株式会社
東京都千代田区丸の内三丁目4番1号(新国際ビル)
03-3216-5566
開場時間:午前9時~午後6時(月曜日~金曜日 ※祝祭日は除く)
入場料:無料
http://www.nisshin-steel.co.jp/pr/gallery/