刀匠の心意気を学ぶ 日本刀作刀見学
http://www.taiken-kumamoto.jp/programs/detail/175
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職人の技と武士道の気迫を感じよう
武器としての性能だけでなく、工芸品としての美しさにこそ価値が見出される日本刀づくり。
刀匠、松永源六郎さんが日本古来のたたら製鉄法によって日本刀を製造している「松永日本刀鍛錬所」では、事前に連絡すれば作刀の現場を見学できます。
1振作り上げるのに約2週間を要するという日本刀づくり。その工程は、松永さん自らが採取するという砂鉄を鉄の塊「玉鋼(たまはがね)」にするところから始まります。松炭で1400℃もの火床で、砂鉄に含まれる不純物を除きながら純粋な鉄の塊を作り出していくのです。
その後は鉄を打っては伸ばし、折り畳む作業。鉄を鍛錬をしながら形を整えていきます。火傷や傷は当たり前、どの工程にもかなりの危険が伴うほか、熟練の職人技と集中力を要します。
この日本刀を作る職人、刀匠(刀工)になるためには、刀匠資格を有する刀工のもとで5年間の修行を積んだ後(その間は無給)、実技試験(文化庁主催)に合格しなければならないというとても厳しい道のり。その道を経て、35年余の間に1000振以上の日本刀を作りだしてきたという松永さんの作刀現場を間近で見られるこの機会は非常に貴重です。