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鳴滝砥石など3件、京都府の「県の石」選定 日本地質学会

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 日本地質学会(事務局・東京都)は、全国47都道府県の特徴的な岩石、鉱物、化石を、それぞれ「県の石」としてこのほど選定した。京都府では鳴滝砥石(といし)(岩石)、桜石(鉱物)、綴喜層群の中新世貝化石群(化石)が選ばれた。

 学会によると、鳴滝砥石は主に京都市右京区で産出され、合砥(あわせと)とも呼ばれる。約2億4千万年前の三畳紀の地層にみられる珪質(けいしつ)粘土岩が風化で軟らかくなったもので、鎌倉時代から刃物を研ぐのに用いられている。

 桜石は、菫青石(きんせいせき)の結晶が雲母に変質し、断面が六角形で桜の花のように見える。桜天満宮(亀岡市)境内の石は国の天然記念物に指定されている。

 綴喜層群の中新世貝化石群は、宇治田原町の盆地内に広がり、貝の化石が豊富に含まれる。多量に採取され、現在府がレッドデータブックで「消滅危惧」に区分している。

 滋賀県の石は、湖東流紋岩(岩石)、トパーズ(鉱物)、古琵琶湖層群の足跡化石(化石)が選ばれた。
 県の石の選定は、日本地質学会が2018年に迎える創立125周年の記念事業として実施した。市民に、大地の性質や成り立ちに関心を持ってもらう狙いで、14年から推薦を募り、専門家らが約2年をかけて選んだ。

 2016年05月13日京都新聞配信


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