機械材料創造科3年生課題研究「包丁づくり(第3回目)」を行いました。
9月27日(火)、引き続き、堺の伝統産業である和包丁づくりを、伝統工芸士の味岡知行さんにご教授頂きました。
火入れ前の最後の形作り。平にした包丁をブラインダーやヤスリで、そりやゆがみを修整します。
焼きが良くなるために泥付けをします。
泥付けをするには3つの理由がありますと味岡さんが教えて下さいました。
800℃に焼き入れした後、水に浸し急冷、その時の温度差で刃物の組織を変化させます。
この温度差を作るのに、泥が大切な役割があるんですね。
・泥で表面積を増やす
・刃物が持つ炭素が炭酸ガスとなって抜けるのを防ぐ被膜になる。
・泥が水を吸うので、冷えが早い。
800℃に焼き入れした後、水に浸し急冷、その時の温度差で刃物の組織を変化させます。
この温度差を作るのに、泥が大切な役割があるんですね。
・泥で表面積を増やす
・刃物が持つ炭素が炭酸ガスとなって抜けるのを防ぐ被膜になる。
・泥が水を吸うので、冷えが早い。
次回は研ぎあげをご紹介します!
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機械材料創造科3年生課題研究「包丁づくり(第4回目)」を行いました。
10月17日(月)引き続き、堺の伝統産業である和包丁づくりを、伝統工芸士の味岡知行さんにご教授頂きました。
前回、火入れをした包丁の研ぎあげを行いました。
粗めの研ぎ機で刃先の厚みが0.5ミリメートルぐらいになるまで研ぎおろします。
本研ぎ前の名入れを行います。
大中小と粒度の違う、砥石で仕上げていきます。
最後に切れ味のチェックを行い、この世にたった一つの包丁が出来上がりました。
次回、包丁の柄を取り付けていよいよ完成です!