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快適な切れ味と強度を実現したセラミックナイフ プロも愛用

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鋼やステンレスなどの金属刃に加え、“セラミックス”製の包丁が人気を得ている。これは「京セラ」(京都市)が1984年に開発し、販売を開始したものだ。
http://www.kyocera.co.jp/prdct/kitchen/product/series/knife/excellent/FPE20150402.html

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 セラミックスは、狭義では陶磁器を指すが、広義では窯業製品の総称で、その中でも純度の高い原料を使い、人工的に成分調整をして作ったものを「ファインセラミックス」という。
「この素材をより多くの人に知ってもらうには、身近なもの、日用品への展開が有効ではないかと考えたのです」
 と言うのは、同社宝飾応用商品事業部の加藤千姫さん。
「発売当初は白い刃がプラスチック製のように見えたため、よく切れないのではないかとの誤解も多かったんです。さらに、当初は1本3万円もする高価商品だったので、金属包丁に比べて“切れ味が持続する”“軽くて錆びない”“清潔”などの評価を受けても、売れ行きは伸び悩んでいました」(加藤さん)
 セラミックスの刃は、ダイヤモンドに次ぐ硬度があるため、切れ味が長く持つ。だが、かぼちゃのような硬い物を切る際に刃をねじってしまうと、簡単に折れるという弱点があった。
 そこで材料や製造方法など、すべての要素を見直し、粘りやしなりを強化。柄の握りやすさや刃の厚みも追求し、さらに切りやすさと安定感を向上させるなど、少しずつ改良を重ねた。
 現在のモデルは、刃の強度を含め品質も向上。中心価格は5000円程度に抑えられ、2001年からは販路が一気に拡大。今や世界中の家庭で愛用されている。
 今回紹介している「ファインプレミア エクセレント」は、柄の部分を職人が手作業で作り上げた、セラミックナイフの最高峰。黒色の刃は、熱間静水圧プレス加工により、通常の白色の刃より約20%高い強度を実現している。
 オリジナル原料「ジルコニアZ206」を使ってナイフの形を成形し、高温で焼き固めて作る。刃の強度を追求して刃先のR形状を生み出し、軽いナイフが安定して持てるよう柄の形状にもこだわっている。また、セラミックスは金気(金属イオン)が出ないので、フルーツなどのカットにも最適。酸やアルカリにも侵されず、錆びないので、台所用漂白剤に浸け置くことが可能だ。
 快適な切れ味が今まで以上に爽快で、プロの料理人も愛用する人気商品だ。
※女性セブン2016年12月22日号

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