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能登マキリ

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漁師包丁、全国から注文 能登町宇出津の鍛冶、建具店コラボ 釣り、アウトドアに 
2018.7.26北國新聞
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20180726401.htm

イメージ 1
 
 能登町宇出津の鍛冶(かじ)店と建具店が共同製作している漁師用の万能包丁「能登マキリ」が、全国的に人気を呼んでいる。従来品と違い、刃物と木製の柄をそれぞれ分業で仕上げて品質を向上させた結果、釣りやアウトドア用のアイテムとして漁師以外にも注目された。両店は、能登の職人同士の長所を生かした異業種タッグに手応えを感じており、さらなる新商品の開発も進めている。
 
 鍛冶店「ふくべ鍛冶」が刃物、建具店「嵐建具工芸社」が木製の柄を作っている。能登町商工会青年部のビジネスマッチング企画の第1弾として2年前に共同製作を始めた。
 
 昨年、鍛冶職人が鍛造した切れ味抜群の刃と建具職人が仕上げた握りやすい柄が商談会でバイヤーから高く評価され、人気に火が付いた。現在は年約200本を製造しているが、全国から注文が寄せられ、予約は1年待ちとなっている。
 
 東京の生活雑貨専門店「東急ハンズ渋谷店」には昨年10本、日本の工芸品をそろえる店舗「ビームスジャパン」(新宿)には昨年と今年に10本ずつ納入しており、30~50代の男性を中心に売れている。
 
 能登マキリはもともと、漁師が網やロープを切ったり魚を絞めたりするのに使う包丁で、ふくべ鍛冶が30年ほど前から製造してきた。これまでは鍛冶職人が木材をナイフで削って柄を作っており、形がいびつになるなど仕上がりに課題があった。
 
 ふくべ鍛冶4代目の干場健太朗さん(38)は、より一層の品質向上を図るため、木材加工を得意とする嵐建具工芸社代表の嵐勝敏さん(43)に共同製作を持ち掛けた。
 
 能登マキリの好評を受け、干場さんと嵐さんは、包丁の研ぎ台など新商品の共同開発も計画し、試作を重ねている。干場さんは「能登の職人の高い技術力を全国に発信したい」と意気込みを語り、嵐さんは「職人同士が協力することで新しいアイデアが生まれる」と意欲を高めている。

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