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真っ赤な鋼を日本刀に 刀匠が作業を実演 太田・大隅俊平美術館

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人間国宝だった刀匠の大隅俊平さん(一九三二年~二〇〇九年)の刀剣を展示している太田市の大隅俊平美術館で「作刀実演」があり、県内外から多くの刀剣ファンが駆け付けた。
大隈さんの最後の弟子の高野和也さんと本田正紀さんの二人の刀匠が、大隈さんが晩年まで使用していた作業場で、日本刀の制作工程の一部の「折り返し鍛錬」を実演した。刀の材料となる玉鋼(たまはがね)を熱し、板状にしながら何度も折り返す工程。
火床(ほど)の炭がゴーゴーと音を立て、炎の色がオレンジから真っ赤になると、火床の中の鋼は、鉄が沸いたように真っ赤な塊になった。高野さんと本田さんは、鋼を素早く取り出し、槌(つち)を振り下ろし、伸ばしていく。初めて見たという阿部友雄さん(69)は「まさに『鉄は熱いうちに打て』を実感しました」と作刀の実演に見入っていた。また、同館では「春の刀剣展」を五月二十六日まで開催している。(粕川康弘)東京新聞2019.3.14

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