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甲野善紀氏と土田昇氏の対談本『巧拙無二』

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甲野善紀氏と土田昇氏の対談本『巧拙無二』出版応援プロジェクト

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ご挨拶

 はじめまして、ふたり出版社「剣筆舎」代表の永田勝久です。
 出版業界に身を置いて30年、そのうちのほとんどを書籍の編集で過ごしてきました。
 活字不況が叫ばれて久しいですが、遅ればせながら、この数年ようやく出版業界にも他業種並みのマーケティング手法が導入され、経済的で効率的、有効で適正な経営が図られるようになってきています。
 マーケティング手法の導入は、出版業界を明るい未来へ向かわせると歓迎されましたが、業界全体の販売金額や返品率などを見る限り、なにも変わってはおらず、むしろ下降悪化の一途を辿っているといっても過言ではありません。
 この悩ましい現実は、何事にもデータに基づくエビデンスを求めるようになったことが原因で引き起こされたのではないでしょうか。
 むろん、データの扱い方次第で結果は異なるものですし、各々の出版社が目指す方向性も関係しているでしょう。当然、世の中全体の急激な変化も繋がっているはずです。
 ただ、数値化・具体化されたデータに基づくエビデンスを超えた世界に、新たな発見があったり、イノベーションが起きたりするのではないかと、私は考えています。
 情熱や真剣さ、閃き、気付きなどは、マーケティングによるデータではなく、身心の無雑と人生の蓄積に基づいて顕現されるものだからです。
 データは人間のすべてを現せません。ましてや、人間そのものでは決してありません。
「エビデンスだけに基づく出版活動は、人間が不要な出版活動ではなかろうか」、そう思うようになって数年――。
 新しい出版の形を模索するため、昨年末に長く勤めた出版社を退職し、今年6月、同様に出版に携わる妻とともに起業しました。
 その第一弾の企画が、武術研究者・甲野善紀氏と土田刃物店店主・土田昇氏による対談『巧拙無二』です。
 両氏の人生の蓄積が表現されたこの書籍を、ひとりでも多くの方に手に取っていただけたらと願っています。
 この拙文にお付き合いくださったみなさまよりご支援賜れましたら、とても光栄に思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

剣筆舎代表・永田勝久

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