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中世のたたら製鉄再現体験しよう 新見で29、30日に学習会

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中世新見庄(にいみのしょう)で盛んだったたたら製鉄を再現する体験学習会(市民有志らでつくる実行委主催)が29、30日、新見市正田の市たたら操業施設で開かれる。

 初日は神事後の午後6時、土製の炉(幅1メートル、奥行き1・7メートル、高さ1・2メートル)に火を入れて作業開始。たたら製鉄の国選定保存技術保持者の木原明さん=島根県=の指導を受けながら、随時炭をくべ、夜通し手押しふいごで送風する昔に近い製鉄方法を再現する。2日目の午後3時ごろに炉を解体し、鉄製品の材料となる銑鉄を取り出す。

 下準備として、実行委メンバーは17~27日の夕方、雑木を焼き、炭を木棒でたたいて炉の基礎を固める「下灰作業」を行う。作業は公開しており、見学や参加は可能。

 新見庄は砂鉄が多く取れ、鉄が特産品だった。昨秋、世界記憶遺産に登録された市ゆかりのたまがき書状を含む「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」には、東寺への輸送記録も残っている。

 体験会は参加無料。希望者は17日までに実行委ホームページ(http://net-sealion.com/tatara/)から専用の申込書に記入し、郵送する。問い合わせは市教委生涯学習課(0867―72―6108)。
山陽新聞 2016年10月17日更新

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