長岡市与板地域の名産「打刃物」を作る鍛冶職人が、仕事の安全と商売繁盛を祈願する恒例の「ふいごまつり」が6日、同市与板町与板の都野神社で開かれた。
地元の職人有志でつくる「村のかじや」が主催。4人の鍛冶職人が昭和の初めごろまで行われていた手法で、のみとかんなを鍛える「古式鍛錬儀式」を披露した。
木製のふいごで炉に空気が送られると、炎が勢いよく噴き出した。職人が槌(つち)を振り下ろすたび、周囲に火花が飛び散り、観客から歓声が上がった。
初めて訪れたという三条市の男性(48)は「普段は目にする機会がない昔ながらの技術を間近で見られた」と感動していた。
【社会】 2016/11/06 新潟日報