職人の技を見て、感じて 無形文化財指定 江東できょうまで
江東区の無形文化財に指定された職人の実演を間近に見ることができる伝統工芸展(区など主催)が、深川江戸資料館(白河1)で開かれている。直接指導を受けられる体験コーナーもある。3日まで、入場無料。
会場で、刀剣研磨を実演していた刀剣研師(とぎし)の臼木良彦さん(59)はこの道40年以上。高校卒業から10年間、住み込みで修業を積んだ後に独立し、現在は5人の弟子を育てる。
臼木さんは、刀剣を研ぐ下地工程を披露した。水を張ったおけを前に、踏木(ふまえぎ)と呼ばれる道具に両足で体重をかけて砥石(といし)を固定。両手で持った刀剣を砥石の上で左右に動かした。下地工程の後には、小さな砥石を使った仕上げ工程があるという。
「刀剣は手作りなので、同じ作者の作品でも一本一本違う。どう仕上げればいいかは経験を積むしかない」と臼木さんは話す。
3日は、ほかに江戸指物(さしもの)や表具、あめ細工、鍛金などの実演があり、小箱(江戸指物)などを作る体験もできる。入場は午前9時半から午後4時まで。 (北爪三記)2016.11.3東京新聞
会場で、刀剣研磨を実演していた刀剣研師(とぎし)の臼木良彦さん(59)はこの道40年以上。高校卒業から10年間、住み込みで修業を積んだ後に独立し、現在は5人の弟子を育てる。
臼木さんは、刀剣を研ぐ下地工程を披露した。水を張ったおけを前に、踏木(ふまえぎ)と呼ばれる道具に両足で体重をかけて砥石(といし)を固定。両手で持った刀剣を砥石の上で左右に動かした。下地工程の後には、小さな砥石を使った仕上げ工程があるという。
「刀剣は手作りなので、同じ作者の作品でも一本一本違う。どう仕上げればいいかは経験を積むしかない」と臼木さんは話す。
3日は、ほかに江戸指物(さしもの)や表具、あめ細工、鍛金などの実演があり、小箱(江戸指物)などを作る体験もできる。入場は午前9時半から午後4時まで。 (北爪三記)2016.11.3東京新聞