【2006.3.19放送】 2時間スペシャル
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鍛冶師 中屋平治さん(鍛冶歴38年)の指導でDASH村で使う鍬・鉈を作る。
2005年10月、まずは鍛冶小屋作りからスタート
鍛冶小屋は鉄を温めるときに色を見るから、直射日光が当たらないとこがいい。
より高い温度をだすための松の木の炭、それを細かく砕く。
火床に風を送り、熱を一気に高める、ふいご。
火床の風を確認。
材料は古い鉄を集め再利用、錆びていてもいいので和釘やかすがいなどを集める。
グラインダーで火花テスト。
白っぽい光で線になり、軟鉄っていう炭素がほとんど入ってない状態の鉄を選別。
鍛冶小屋には事故がないように神棚を。
600度ぐらいまで中の温度を上げる。鉄が赤くなる温度がそのぐらいの温度。
その目安は火が赤から青へと変わる。
かすがいを土台にしてふる釘をのせて鉄をまとめていき地金を作る。
鉄は熱いうちに打て!
30秒ほどで冷めてかたくなるのでふたたび火床で熱してから、叩く。
金床の真ん中を常に叩く。
重さ5kgの大鎚を振り下ろす。
釘を足してはのばし、足してはのばすを繰り返す。
藁を燃やして灰にする。
赤土を溶いた泥水、それが古釘とのつなぎになる。
化学反応を踏まえた先人の知恵(泥沸かし)
この状態で熱すると倍以上の高温になる。
高温の炭を釘の上にかけ千度以上の高温にする。
青い火のなかからちらっと線香花火みたいな白い光がでる。
その白い光が釘が溶けだした合図。
釘がとばないように軽く叩く。
ふたたび熱し一気に打つ。
泥水の灰や鉄錆などの不純物を飛び散らせ、鉄どうしが一体となっていく。
この距離でも輻射熱で顔が暑い。
タガネをあて上から叩き、半分に折って叩いて折り返す。
叩いて鉄を徐々に均一にする。温度は1300度。
トンテンカン・トンテンカンひたすら叩いて薄い板状にのばす。
鎚に水をつけながら打ち表面の酸化鉄を取って肌をきれいにする。
鉈と鍬に地金を切りわけた。
柄を差し込むかぶらを作る。別に作ってくっつけるのではもろいので一体型を。
平治さん考案の鋼鉄の鋳型と金槌を利用し、先が丸い金属の丸みでツラをだす。
逆からも打ち穴を広げるが、温度が下がった状態で叩くと割れやすい。
鋼づくりための炉をつくる。
鍛冶場の土を掘り、内側を粘土、外側をレンガでかためてつくり、全体を竈のように塗りかためる。
鋼つくりは卸し鉄とも呼ばれる作業。
炭を入れる前に湿気をとり、鋼鉄がたまるように灰を敷く。
昔から種(鋼)をいれ、その周りに溶けたのが集まると云われている。
【つづく】