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備水と中山巣板粉

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中山巣板の粉を水に投入すると分離せず全部すぐ沈んでいく。
瓶を振って攪拌し一番下に砂っぽい重いのが沈み、泥っぽい部分は舞い上がる。
ワインのデキャンタージュの要領でもう一個の瓶へ上澄みを流し入れる。

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残ったジャリジャリを捨てるのは忍びないので備水の上へ。
コーヒー牛みたいな色。
写真がピンボケだがこの備水は浅草橋の森平で購入したもの。

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ちょっと研ぐと少し傷があるが、

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2分も研ぐと傷はほぼ消えた。

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狛犬さんが言ってた通り人造だとジャリジャリが気になったが備水だとすぐ細粒化する。
備水でふりかけに使うのもありかな。

瓶を放置すると水と砥石粉が分離してきた。
上澄みの水分をそっと捨て乾燥させるのに時間が必要なので試し研ぎはお預け。

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ついでなので天然荒砥~中砥をひっぱりだしあれこれ組み合わせを試す。
大きい方が森平の備水で右側が茨城県桜川市の石塚砥石店の備水白砥。
大差ないが、森平の方が硬い。
今回は森平の備水を基準に研ぐ

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左が笹口、右が天草虎
笹口砥は柔らかいので平面保持力が弱い。
青砥を名倉にするときれいに霞むが荒砥なので少し傷が残る。
青砥を名倉に天草、仕上砥の前に傷消し。

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鎌砥サイズ、上から砥取家青砥、沼田虎、天草虎、助川、備水白砥
青砥みたいな黒い助川を名倉にするのも悪くない。

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上三個は硬い伊予名倉、一番手前はナニワのおまけについてくる名倉
ナニワの人造名倉は傷は消してくれないが心地よい研ぎ感。

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今回は備水に伊予名倉が傷も細かく鏡面に仕上がって今一番きれいにみえた。
いつもの試し研ぎ用の安物の切出、刃先の二段刃はガタガタのまま。

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自然乾燥中の砥石粉

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