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三条鍛冶道場新年火入れ初め

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研修生・福迫さん初打ち

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2016年01月06日 越後ジャーナル

三条鍛冶道場(長谷川晴生館長)で5日、新年火入れ初めが行われ、越後三条鍛冶集団の小林由夫前会長と鍛冶研修生の福迫泰洋さんが和釘を初打ち。完成した2本の和釘を鍛冶道場内の神棚に奉納した。
  午前9時からの火入れ初めには、鍛冶道場の指定管理者で市内の鍛冶職人らで組織する越後三条鍛冶集団(細川敬会長)の会員ら20人ほどが集まった。細川会長は新年のあいさつで、イベントや展示会など「今年もさまざまな参加要請があると思います。健康に留意して1年元気に、よろしくお願いします」と職人らに呼びかけた。
 鍛冶体験場のコークス炉に火がともされ赤い炎が上がると、小林前会長が紅白の水引を付けた玄翁(げんのう)、火造り箸(ひづくりばし・ヤットコ)を手に、七ミリ角、長さ15センチほどの材料を打った。これに続くように福迫さんも材料を打つと、小林前会長が「同じ材料だから、同じものができるはず」だと、自らの打った和釘、福迫さんの打った和釘を合わせると角度など形状がピタリと一致し、その様子を見た職人たちから拍手が沸き起こった。
 3本締め、和釘の奉納を終えると、研修室で雑煮の直会(なおらい)になった。細川会長は新年を「工場の祭典などで一昨年に増して昨年と、人が集まってくる状況になっている。鍛冶道場としての対応や、販路拡大への対応が重大になってくる」と展望していた。
  初打ちの福迫さんは昨年11月17日に鹿児島県薩摩川内市から、研修生として三条市に移住して約2カ月の20歳。三条で職人として独立することを目指して鍛冶道場や市内の鍛冶事業所などで研修する日々を過ごしている。
  中学生の頃から鍛冶に興味を持っていたといい、研修の成果もあって和釘を打つ姿は堂に入っているが、初打ちの和釘の出来に「まだまだ。直したいところがたくさん」と探究心は旺盛。「将来は何でも作ることができる職人になりたいですけど、あこがれの鉈(ナタ)を打ってみたい」と目標を定めている。 (外山)
                                              




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